次は、こおりやま文学の杜から更に少し西、明治時代の安積開拓の歴史が感じられる「郡山開誠館」に。
下の360度カメラの写真は、開成館の内部、明治天皇の行在所(あんざいしょ)です。
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開誠館は、明治7年、区会所として建設されたもので、明治天皇の東北行幸の際は、
行在所として使用されたそうです。
この洋館は、明治擬洋風建造物として県の重要文化財に指定されています。
行在所の正面からの写真です。
こちらに明治天皇が、お座りなられていたのですね。
建物の2階は、開拓の歴史などの展示物を見ることができます。
古めかしい造りの建物で趣がありますね。
1階では、昔の農家の暮らしなどを見ることができます。こちらは養蚕の様子。
昔、子供のころ、福島の親戚の農家に行ったとき、みんなが蚕を「おカイコ様」と呼んでいたのを思い出しました。それぐらい養蚕は大切な産業であり、生活の糧だったのですね。今でも福島の農家では養蚕をやっているのかな?
さすがに、もうやっていないでしょうね。
こちらでは、安積開拓入植者住宅も一般公開されています。
こちらは、開拓官舎(立岩一郎邸)です。
さすがに官舎は立派ですね。
こちらから、開拓の指示や差配などを行っていたのでしょう。
こちらは、農家の建物。これでも当時としてはかなり裕福な農家のお宅だったのではないかと思います。
こちら、部屋の内部です。やはり、部屋では、ずっと養蚕の作業がされていたのでしょうね。
時間は、もう5時を過ぎてしまったので、郡山駅へ戻ることにしました。
帰りは開成山公園の中を自転車で突っ切ってみると。
こんなにきれいなバラ園を発見しました。
結構、広いところにバラがたくさん咲いています。これはすばらしいですね!
時間がなくてゆっくり見れないのが大変残念でした。
こちらは開成山公園のせせらぎ小道。
子供が楽しそうに水遊びをしていました。
開成山公園では、こんなふうに水が流れ落ちるモニュメントもあります。
いろいろなところで水の音がするのが、郡山の良いところですね。
ところで、今回、郡山を訪問した理由のひとつは、Googleの関連会社が運営しているモバイル・スマホゲーム「Ingress」(イングレス)のポータルというランドマークが、どれくらい郡山にあるのかを視察してみるということでした。
サイクリングをしながら、ポータルという陣地を周って見ました。
左の写真は、郡山陸上競技場のポータルのもの。
郡山全体では、郡山駅前や開成山神宮周辺、開成山公園などでそこそこポータルは結構ありましたが、まだ、ポータルからポータルまでの空白地域が多いと思いました。「郡山商工会議所」、「こおりやま文学の杜」や「郡山総合体育館」など、まだポータルになっていないところの申請もしながらのサイクリングでした。
最後に立ち寄ったのが、洋菓子の「フルラージュ桑野本店」。
開成山公園のやや北。自転車で2~3分のところです。
自転車だったので、ケーキなど生菓子が買えなかったのが残念ですが、桃のブランデーケーキを買いました。写真を撮り忘れてしまったのですが、とてもおいしかったですよ!
(2015年5月23日訪問)